ワイナリー情報
地理
ル・クロ・トリゲディナはカオールの街の西側に位置し、その範囲は、カオール地方の中心地であるピュイ・レベックと、ヴィーレ・シュール・ロット、フロレサ、トーザックの4つの地域に渡っています。
所有面積は70haに及び、粘土質ケイ質土壌と粘土質石灰土壌という、グラン・クリュワインに好ましい土壌によって形成されています。
歴史
ドメーヌは1830年から8代に渡り受け継がれてきました。
1830年、エチィエンヌ・バラデがクロ・トリゲディナで最初のブドウを植えました。微気候に恵まれていたおかげで1956年に霧の被害を受けたほかには特に天候被害はなく、今でも比較的古いブドウの樹から高級ワインが造られています。
ルネ・バラデは有名なワイン栽培者で、ワイン協会同様、カオール地方のワイン労働組合の設立に尽力しました。また、地域で一番の接木のスペシャリストでした。
ジャン・バラデは1976年、AOCカオールで最初にステンレス樽を作り上げました。同時にブドウ畑の面積を倍に増やし、繊細なワイン造りを目指していました。
今日、ジャン・リュック・バラデが代表としてドメーヌを受けついでおり、「マルベックの師」として仰がれています。
赤ワイン・白ワインともに度々プレスに取り上げられ、国内外のコンクール審査員から評価され、ジャン・リュックはル・クロ・トリゲディナのワインをアペラシオンの頂点に押し上げました。彼がル・クロ・トリゲディナでワイン造りに情熱を注いでからというもの、25年という歳月が流れています。
ブドウ栽培
伝統的なブドウ栽培がなされ、土壌は定期的に耕されます。生産量は1haあたり45hℓに制限され、数年前からブドウ畑全体で葉の摘み取り同様、ヴァンダンジュ・ヴェルト(夏に行う間引き)も行っています。
ジャン・リュック・バルデはワインの質をより高めるため、ワイン畑の再編成に取り組んでいます。今日、ル・クロ・トリゲディナのブドウ畑は今までで最大面積に達し、ブドウは高密度で植えられています(植栽密度8000株/1ha)。また、毎年2haの畑が植え替えられています。
<ブドウ比率>
主要品種:マルベック(別名コット若しくはオーセロワ)が75%。この品種はカオールに個性や濃い色合い、芳醇さ、長期熟成のポテンシャルを与えるベースとなる品種です。
補助品種:メルロ:ワインにふくよかさと果実の香りをもたらします
タナ:マルベックの品質を補強します。(ブドウ学上ではマルベックと同属種です。)ワインを長期熟成タイプにします。
カーヴと醸造所
このドメーヌでは伝統を重んじる一方、進歩もまた大切にしています。たとえば、醸造所は近代化され、使用されているのは全て温度管理されたステンレス樽。選別用のテーブルは最新のものが導入され、醸造の第一歩である収穫の質を高めました。
ル・クロ・トリゲディナは、ワインの品質を確かなものにすべく、カーヴの環境管理を完璧に行っています。
ワインの熟成
800近くあるワイン樽は毎年3分の1が新しくなっています。ワインは12ヶ月から18ヶ月間、樽(futs)または大樽(foudres)、タンク(cuves)のいずれかで熟成されます。
その後瓶詰めが行われますが、出荷前に再度6ヶ月間ワインを落ち着かせます。樽はアリエ産のフレンチオークのみが使用されています。
栓 | ナチュラルコルク |
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容量 | 750mlml |
商品コード | 060102 |
在庫 | 在庫あり (99) |
ティスティング・ノート
輝く深い赤色をしています。
赤い果実やわずかに甘草の上品な香りが広がる、バランスの良いワインです。
トリュフ、赤身肉や白身肉のグリルのきのこ添え、ジビエ、チーズなどとの
組み合わせが楽しめます。
サービス温度:16℃~18℃
醸造
南西地方 AOCカオール
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