メゾン・アボット
メゾン・アボット
1996年にネリダ・アボット、ナイジェル・スネイドによって設立されたアボットは新しい手法を取り入れながら 南フランスのワイン産地の地位向上に努めています。
新しさと奥深さを持ったワインを造るため、ブドウの選別から醸造、熟成、販売に至るまでワイン造りの全ての段階において真摯に臨み、パッケージは、アボット・ブランドらしさを打ち出すため、魅力的かつ斬新なものが用いられています。
2005年に高品質なヴァン・ドゥ・ペイ・ドックで世界的に有名なバデ・クレマン社に買収され、アボットは下記に重点を置き、そのブランド力にさらに磨きをかけました。
-高品質ワイン醸造のためのブドウ選別・熟成のノウハウ
-現代的かつエレガントなパッケージ
-醸造から瓶詰めまでの厳格な工程並びに品質管理
-唯一無二の個性と品質を持ったワイン
今日、アボットはラングドック・ルーションのポテンシャルの高さを感じさせる、特にシラーを主要品種としたアペラシオンのワインセレクションを提案しています。
地理
アボットはペイ・カタルの中心地、カルカッソンヌから17キロ、オード県に位置する住民600人の小さなワイン造りの村マルセイエットに位置します。
村には大西洋と地中海の交易を盛んにするため17世紀に作られた長さ240kmに及ぶ有名な「ミディ運河」が流れています。
*1787年5月16日、大統領就任13年前のトマス・ジェファーソンがミディ運河クルージングを行った際、彼の舟艇がマルセイエットで泊ると「運河は池に沿って流れている、、、水面に映る景色、水辺に広がる平原は素晴らしい。夕暮れ時、眼前に広がる美しい風景を目に焼き付けよう。私は迷うことなく、小麦畑やブドウ畑、桑の実、オリーブの樹に囲まれたこの地で一夜を過ごすことにする。」こう言ったと言われています。
醸造所
アボットブラザーズは19世紀初めマルセイエットの中心地、ミディ運河から数歩のブドウ栽培地に設立されました。建物は住居部分とタンクを置いた醸造所、熟成用木樽を貯蔵するセラー部分から出来ています。改修以降、ドメーヌは葡萄のブレンド、ワインの熟成、保管、そして瓶詰めに理想的な環境となりました。
ミネルヴォワ
古代都市ミネルヴァから名づけられたミネルヴォワは知恵の女神への捧げ物としてローマ人によって築かれた地区で、ラングドック・ルーション地方で最も古くからあるブドウ栽培地の1つです。アペラシオンはモンターニュ・ノワールの支脈からミディ運河まで広がります。
生産国 | フランス |
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地方 | ラングドック・ルーション |
アペラシオン | ミネルヴォワ |
商品一覧
平均樹齢55年
アメリカ産オーク材2年樽にて18ヶ月熟成
胡椒やパプリカ、赤い果実の濃厚な香りがし、
豊かなタンニンと木樽熟成に由来するふくよかな口当たりが特徴的なワイン。
余韻は力強く長く続きます。
スパイシーな料理やジビエ、赤身肉、チーズとよく合います。
サービス温度18℃
ラングドック・ルーション AOCミネルヴォワ
12ヶ月の木樽熟成。
(30%フランス産新樽 40%フランス産1年樽 30%アメリカ産1年樽)
深いルビー色。さくらんぼやカシスといった赤い果実の香りが
シナモンや潅木の香りと混ざり合い、美しいハーモニーを奏で、
後に柔らかなバニラの香りが感じられます。
フレッシュな赤い果実の豊かで柔らかな風味が、
この味わい深いワインの最後を締めくくります。
このワインは地中海料理と一緒に楽しむのが理想的です。
また、山羊や羊のチーズともよく合います。
サービス温度:18℃
85% ステンレス樽熟成、15%1年~2年樽熟成
グルナッシュとシラーのブレンドから濃い紫色のワインが造られます。
ラズベリーのような赤い果実の香りとカラメルの香りが複雑に混ざり合い、
口に含むと、上品な甘みとタンニンの溶け込んだ
ふくよかな味わいが広がります。
仔羊のもも肉やジビエ、チーズと良く合います。
サービス温度18℃
ラングドック・ルーション
AOCミネルヴォワ
70%は3週間のマセラシオン30%は果実味を引き出すため、マセラシオン・カルボニック(ブドウを破砕せずタンクに入れ、発生した炭酸ガス中に浸漬する)90%はステンレスタンク、10%はオーク樽熟成。
醸造:ボルドーの醸造方法に近い。比較的長めのマセラシオンと、果実味を
引き出すための若干のマセラシオン・カルボニックが行われる。
熟成:80%はステンレスタンク、20%はオークの新樽で熟成。
ローブ:濃いガーネット色
アロマ:熟したカシスやブラックチェリーといった黒い果実のアロマ、フルーツを
煮詰めた香り、シナモンやタイムなどのスパイスのニュアンス。
味わい:ふくよかでまろやかな果実味。余韻は長く、最後には溶け込んだ
タンニンが感じられます。
合わせる料理:トマトのファルシやプチ・サレ(塩漬け豚ばら肉のレンズマメ
煮込み)、ステーキ、鶏モモ肉のバスク風煮込みといった
料理によくあいます。
サービス温度:17-18℃
醸造:長めのマセラシオン。果皮からフェノール類を抽出し、アロマを引き出す
ためルモンタージュが頻繁に行われます。マロラクティック発酵も行う。
熟成:5-10%はオーク樽にておよそ6ヶ月間熟成。
残りはステンレスタンクにて熟成。
ローブ:美しく濃いガーネット色。
アロマ:カシスやチェリーなどの果実の香り、カベルネ・ソーヴィニヨンの
特徴的な香りでもあるピーマンの僅かな香り、シナモンやミント、
ハチミツなどのスパイス香りが広がります。
味わい:エレガントでビロードのような口当たり。タンニンがしっかりと感じられ
バランスの良い味わい。上品な余韻が長く続きます。
合わせる料理:ステーキや仔羊背肉のロースト、ビーフシチューなどに
よく合います。
サービス温度:17-18℃
ミネラル感とシャルドネに由来する柑橘系の香り、ブルゴーニュワインのような
繊細な香りが、素晴らしい調和を保っているワインです。
このワインは鶏肉や脂ののった魚などとよく合います。
サービス温度18°
美しく淡い黄色をしており、白い花や白桃の溌溂とした香りが感じられます。
口に含むと、アプリコットを感じさせる、さわやかでバランスよくふくよかな味わいに魅了されるでしょう。フルーティーで心地よい余韻が長く続きます。
アペリティフとして、また、魚料理やサラダ、タパス、白身肉、
ハードタイプのチーズと共にお楽しみいただけます。
サービス温度:よく冷やして。
醸造 / 熟成
35%のシャルドネの発酵にはオーク材の新樽と一年樽が使われます。
発酵はおよそ3週間行われ、その後、樽の中でのシュールリ熟成が9ヶ月続き、
このとき、マロラクティック発酵が行われます。
ブルゴーニュの白のグラン・ヴァンのように、ワインにふくよかさと 丸みを与えるため定期的にバトナージュ(澱とワインを混ぜるようにかき回す)が行われます。
残りの65%はワインに果実味を与えるため、18-20℃で管理されたステンレス
タンクで発酵が行われます。ワインにフレッシュ感を残すため、こちらは
マロラクティック発酵は行われません。
瓶詰めの前にアッサンブラージュ(ブレンド)が行われます。
ローブ:輝きのある金色
アロマ:柑橘類やアプリコット、洋ナシ、りんごのアロマ。クルミやヘーゼル
ナッツ、野生のゆりのような白い花の香り、僅かにバターの芳ばしい
香り。複雑で豊かな香りが印象的です。溶け込んだ木樽のバニラ香が
微かに感じられます
味わい:果実味と酸味のバランスが良くコクのある味わい。フレッシュな余韻が
長く続きます。
合わせる料理:アペリティフとして、また魚介類や生ハム・ソーセージ、
天ぷらなどの和食とあわせてお楽しみいただけます。
サービス温度:12℃
醸造:ブドウは日中の暑さを避け早朝に収穫。収穫後、すばやく醸造所に運ばれ、およそ8時間の短いマセラシオン・ペリキュレール(果皮と果汁を一緒に漬け、果皮に含まれる香味成分を抽出して果実味を引き出す)の後、圧搾。15-18℃に調整されたタンクでアルコール発酵。(ワインの自然な酸味を残すため、マロラクティック発酵は行いません。)
熟成:ステンレスタンクで数ヶ月、滓の上で熟成
ローブ:黄緑がかった淡い黄色
アロマ:ソーヴィニヨン・ブランの品種に由来する青草の香り、柑橘類や
パッションフルーツ、レモンの爽やかな芳香。スイカズラのような
フローラルやミネラル、石灰土壌に由来する火打ち石のニュアンスも
持ち合わせます。
味わい:きれいな酸味のフレッシュな味わいで素晴らしくバランスの良い
ワインです。
合わせる料理:アペリティフとして。また、海の幸や魚料理、アスパラ、サラダ
などとあわせてお楽しみ下さい
サービス温度:8℃