ドメーヌ・セゲラ

ドメーヌ・セゲラとは
ドメーヌ・セゲラは7代続くドメーヌで、現在はトリニダッドとジャン・ピエール・セゲラによって運営されています。ワイン造りへの情熱とブドウ畑の風土(テロワール)への敬意を持ったセゲラは、高品質なワインを造ることによってルーション地方の評判を高めることを目標としています。全ての芸術がそうであるように、ワインの成功ははっきりとした技術的な判断基準によってのみ説明されるものではなく、幾つかの絡み合った要因の折衝にもよるもので、人的要素及び財政面の実質的な投資を必要とします。しかしこのことは、現代的なブドウ栽培では、しばしば軽視されてしまっています。
ワイン造りの特徴
ドメーヌ・セゲラは、個性のある、高品質なワインを造るためには以下のことが大切であると考えています。
1)きめ細かな耕作
全ての区画は、土壌に空気を送り込むため、伝統的な手法で耕されます。空気を送ることで、土壌のミネラル質が豊富になり、また、ブドウの樹がしっかりと根付きます。湿度過多や過度の乾燥を防ぎ、自然なバランスの土壌をつくります。さらに、耕作は自然のサイクルに合わせて行われています。
2)有機栽培
殺虫剤、除草剤、その他合成化学製品は使用していません。
3)生産量の制限
ドメーヌの中には、樹齢80年以上のものも含め樹齢の高い区画があり、そこでは生産量を制限し凝縮したブドウを栽培しています。
4)ブドウ品種の多様性
赤ワイン用のシラー種やグルナッシュ種、カリニャン種、白ワイン用のグルナッシュ・ブラン種、ミュスカ種が栽培されています。個性をもったこれらのブドウ品種を慎重かつ巧く組み合わせることで、濃い色合いで豊かな香りを持つ、力強いワインが造られます。
5)ブドウ品種、収穫年に応じた醸造
個性的で唯一無二のワインを造るために努力を惜しまない彼らは、醸造温度の調整など品種・ヴィンテージに応じた醸造を行っています。近年の過度な木樽使用の流れに反して、彼らは果実味を残すためには大桶醸造を行い、タンニンの溶け込んだまろやかなワインを造るため、澱を残した熟成には細心の注意を払っています。この方法で彼らは、ワインが凝縮感とフレッシュさの素晴らしいバランスの賜物であることを証明しています。
エスプリ
彼らが目標とするのは大量生産ではなく、ワインを味わうお客様が満足するクオリティを持つ、彼ら独自のワインを造ることです。
ひとつの例として、ヴィノ・ヴェリタス主宰で最近行われたブラインド・テイスティングで、キュヴェ・ジャン・ジュリアン1999はマルゴー2級のローザン・セグラをはるかにしのぐ結果を残しました。
増えつつあるお客様に誠実であること、また、品質に妥協を許さない評判の高いレストランにワインを提供することが、ワインのクオリティの高さの証明です。
彼らのワインはミシュランでも紹介された以下のロンドンの有名レストランで味わうことができます。
ゴードン・ラムゼイ・アット・クラリッジ、メイズ、ペトリュス、ラ・トゥルヴァイユ、ラトリエ・ドゥ・ロブション、ラヴァンチュール
ワインは日本やドイツ、カナダなどにも輸出されています。
生産国 | フランス |
---|---|
地方 | ラングドック・ルーション |
アペラシオン | コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ, ヴァン・ド・ターブル |
商品一覧
農法:酒石安定化処理なし
薄い金色
柑橘系の香りや桃などのストーンフルーツの香りに、エルダーフラワーの甘い香りが続きます。
味わいは豊かで凝縮感がありエキゾチックフルーツのアロマが口の中に広がります。
フレッシュでエレガントな上質な天然甘口ワイン
サービス温度 12℃
ヴァンダンジュ・オン・ヴェール
色づく前の葡萄を摘房すること。1枝につける房の数をコントロールするため。こうすることで残した房に成分が凝縮される。また、通気がよくなり病気を避けられる
ブラックチェリーのような上品な色合い
赤い果実やカシスの香りが広がります。口当たりはなめらかでタイムやローズマリーの芳香を伴った黒い果実の風味、甘草ややわらかなスパイスのアロマのふくよかで厚みのある味わいが魅力的なワインです。肉料理やチーズによく合います。
400リットルの新樽で8ヶ月間熟成されたワインです。
輝く金色をしたこの白ワインは、口に含むと白い花やミネラルの豊かな
アロマが広がります。
口あたりはふくよかで、しっかりとした骨格のあるバランスの良いワインです。
スパイシーで味わい深い余韻が残ります。
肉料理や甲殻類、魚のグリル、ソフトタイプのチーズとよく合います。
サービス温度:10℃~12℃
ルーション地方の最上ワインのひとつと言える逸品。
10年以上の長期熟成が望ましいワインです。
フルーツのシロップ漬けや牡丹のエレガントな香り、ミネラル香や
バニラの香りが広がります。また、スパイスや勳香も感じられます。
口あたりは濃密で甘美。重すぎることもなく、上品な味わいです。
鶉のロースト・レーズン添えや、フォアグラを用いた牛フィレ肉の
ロッシーニ風といった濃厚なメインディッシュに、
また、チーズともよく合います。
サービス前にカラフに移しておくと良いでしょう。
サービス温度:15℃~18℃