ヴィニョーブル・ディドロン

ストーリー

地理
レ・ヴィーニュ・ドゥ・ラ・カドネットは、ローマ時代の都市ニームと、地中海の間に70haにわたって広がっています。カマラグ地方にまでは及びませんが既に平原で、ローヌ川沿岸ではありませんが、ローヌ川が大昔に残したケイ質砂利の土壌です。
何度かミストラルが北から吹きつけ谷を一掃しますが、普段は灼けるような太陽が、大地の石とブドウの木を暖めます。この地のテロワール(風土)は、力強い赤ワインや軽やかなロゼワインを造るのに理想的です。

歴史
「カドネット」とは18世紀、歩兵隊が顔の両側に下げていた三つ編のことです。
1860年、ブドウ畑に囲まれた大きな農家が建てられました。畑の所有者はベルニ伯爵とベルニ伯爵夫人。ドメーヌ・カドネットの名は、果樹の枝が絡み合う様子を三つ編になぞらえたものです。
ル・ヴィニョーブル・カドネットは60年代初め、アルジェリア戦争後この地にやってきたディドロン家の所有となり、その後、ドメーヌの運営はピエール・ディドロンに委ねられました。

ブドウ栽培
初代ディドロンは、70haの畑を一から手入れしなおし、ワイン造りのための道具を修理するという、大がかりな仕事に取り掛かりました。醸造所の改善、ブドウ畑の拡大、グルナッシュ、シラーといったブドウ品種の再植樹、減農薬栽培への取り組みなど、長く辛い作業が10年以上続きましたが、その結果、カドネットのワインはその変わらぬ品質の良さが高く評価されるようになりました。

ブドウ品種
2003年以降、ブドウの木の比率は以下の通りです。
32%シラー 32%メルロ, カベルネ・ソーヴィニヨン 22%グルナッシュ 9%カリニャン
平均樹齢20年
生産量はおおよそ コスティエール・ドゥ・ニーム・ルージュ 2200hl
                                コスティエール・ドゥ・ニーム・ロゼ   550hl
                       ヴァン・ドゥ・ペイ・ガール       1500hl

商品一覧

表示形式